足関節の捻挫で後遺症になり、背屈制限が残ることが良くあります。
そうすると、捻挫を再発しやすくなります。
世間では、それを捻挫癖と呼び、難治な症状だと周知されています。
癖と名が付いてるように、医療機関へ行っても「これは治らないから」と、そのまま放置されてしまいますが、RMTでは捻挫癖も治ります。
例え10年前の捻挫癖でも、まったく問題ありません。
いたって簡単に治ります。
たまに、別の疾患でご来院された患者さんに、「他に気になっている場所はないか?」と聞くと「これはもうダメだから」と、10年以上前の後遺症となっている捻挫をダメもとのように言われたりします。
そういった捻挫癖を一発で簡単に完治させると、「今までの苦労は何だったのか!?」と、とても驚かれます。
そりゃあ、医師から治らないって言われたら、普通は諦めちゃいますよね。
ぜんぜん治るんですけど(笑)
では、背屈制限が残った捻挫癖は、どこが施術ポイントなのか?
足関節の動きを分析した文献をいくつか見ると、「背屈時に距骨によって前脛腓間が離開する」という考えが定説になっている様です。
確かに足関節の背屈をイメージすると、そうなりそうな気がしますね。
もし、本当にそうだとすると、前脛腓靭帯の過緊張が前脛腓間の離開を制限するという事になります。
しかし、RMTの考えでは、
「背屈時には前脛腓間は閉じて後脛腓間は開く」
です。
そう、まったく逆です。
実際に、その理論に基づいて急性や慢性の足首捻挫に施術すると、その場で症状が改善あるいは完治します。
他の文献では、「背屈時に距骨が後方に移動するのを長母趾屈筋腱が邪魔するので、長母趾屈筋を緩める」というのも見たことがあります。
よく考えられてると思いますが、これもRMTの理論とは違います。
RMTの理論では、足関節の背屈制限に長母趾屈筋腱は関係ありません。
RMTの足関節捻挫で、よく施術するのは長腓骨筋腱です。
なので、足関節背屈を回復するには
「後脛腓間が開いて前脛腓間が閉じる」
「長腓骨筋腱」
この2つを意識して施術してもらうと改善完治が可能です。
足首捻挫、捻挫癖の完治は難しい施術ではありません。
「捻挫癖は治らない」
なんて思っていたのなら、以上の事を意識して捻挫癖を攻略してみてください。
直近でも昔でも、治らない捻挫なんてありませんから。