今日はグロインペインの話。
グロインペイン症候群は
小学生のサッカー少年でも
プロのJリーガーでも、
サッカー選手なら
誰にでも起こりうる疾患です。
痛みの部位は股関節周辺ですが、
1番多い部分は鼠蹊部ですよね。
筋肉でいうと腸腰筋の辺りです。
よく言われる
グロインペイン症候群の原因に
「腸腰筋が硬いから痛い」
がありますが、
実際、腸腰筋をマッサージしたり
ストレッチしたりして
グロインペイン症候群は治りましたか?
逆に悪化したケースもあったのでは?
RMTはグロインペイン施術で
腸腰筋の痛みに対して
腸腰筋を緩めるのは二の次です。
それよりも、
腸腰筋の働きを高めるために
「どうすれば良いかが重要」
と、考えています。
腸腰筋の起始は
腰椎と腸骨稜。
ざっくり言うと「腰」です。
その腰から
大腿を引っ張り上げるのが
腸腰筋の仕事です。
その時に土台になる腰が
踏ん張ってくれるから
大腿を引っ張り上げられるのです。
例えば、池に落ちている人を
引っ張り上げる為には
自分が手すりなどに掴まって
相手を引っ張り上げなければなりません。
もし、その手すりが
フニャフニャだったら
ドリフのコントのように
二人とも見事に池に落ちてしまいます。
ようするに、
腸腰筋が痛いケースの
グロインペイン症候群の場合、
腰の筋出力を上げることが
効果的なのです。
グロインペイン症候群は
なかなか治らないと言われて
引退する選手もいます。
患部にステロイドを打って
なんとか凌いでいた
有名Jリーガーもいます。
グロインペイン症候群の
本当の原因を知って欲しいです。