活動再開時の痛みの治療ポイントはココを疑うべし!

デスクワークイメージ


先月から外出自粛が緩和されて、どの都道府県も学校が始まりましたね。

徐々に部活やクラブチームも再開され、日常を取り戻しつつあります。

まだまだ予断は許しませんが…

コロナ前からもそうですが、お正月やお盆休みなどの長期休暇の後に運動を再開すると、どこかを痛めたり、古傷を再発させることって非常に多くないですか?

その原因の一つは、単純に身体が鈍っているということもあると思いますが、一番の原因は、間違いなく筋肉が硬くなっているからです。

そうなると「筋肉が固くなっているなら緩めればいい」と、単純に考えると思うのですが、その治療ポイントを探るとき、どうして筋肉が固くなるのか、原因や理由を真剣に考えた事ってありますか?

RMTは「外傷以外の痛みの原因は患部にない」と言い切っていますので、痛みの原因を探るときに「どうして筋肉が固くなったのか?」その理由がとても重要となります。

固くなった筋肉は、意図しない部分にゆがみを与え、思わぬところに痛みを発生させるからです。

では、その筋肉が固くなる原因とは…

RMTが考える筋肉を固くする原因、理由は、ズバリ「縮みっぱなし」「潰されっぱなし」です。

それと、打撲や肉離れも筋肉を硬くする原因になります。

例えば外出自粛中に、ずっと座って仕事をしていたとします。

ずっと座っているという事は、お尻や太ももに体重がずっと乗っているということです。

すると、潰されっぱなしの状態となり、圧迫を受けていた部分が硬くなります。

同時に、股関節を曲げているので、その際に縮めっぱなしになっている筋肉、例えば腸腰筋が硬くなるのです。

また、デスクワークはキーボードを打ったり書類を書いたりと、肘を曲げっぱなしですよね。

すると腕の筋肉、上腕二頭筋などが縮みっぱなしで硬くなります。

仮にその状態で運動を再開すると、動きの悪くなった固い筋肉を無理に動かさねばならず、他の筋肉がその動きを補完しようとし、身体に歪みを生じさせ、固くなったところ以外の思わぬ場所に痛みが出るのです。

休み明けの患者さんを施術する場合は、そんな事を意識すると、治療ポイントをすぐに見つけられますよ。

治療ポイントに悩んだときは、是非、実践してみてください。

この理論(RMT)を身に付ければ、悩める患者さんを幾千幾万と完治へ導いていけるはずです。