絶対にやってはいけないグロインペインの施術

グロインペインの治療と原因、施術ポイントについて

グロインペイン症候群は、サッカー選手であれば、小学生からプロ選手まで、どの世代でも起こりうる股関節の疾患です。

私の院でも、オスグッドやセーバー病と並んで、とても多く完治させています。

先日、私の院へ来た小学生男子のグロインペインの治療時、とても苛立ちと憤りを感じたので、今日は言わせてください!

その男の子は、一か月前から右のソケイ部が痛くなり、近所の整骨院に通っていたのですが、なかなか治らず同じチームのお母さんに聞いてご来院されました。

初回の施術で痛みが無くなったので、また何かあれば連絡するよう伝えて終了。

当院は、痛みがなくなれば基本卒業です。

痛みが出ていないのに、完治確認の為だけの不要なリピートなんていりません。

なんて思っていたら、一週間ほど経った頃に

「まだ痛い」

と、再び予約の連絡が来ました。

まぁ、RMTは最強の理論だと思っていますが、一度の施術で治りきらない時もあります(汗)

でも、改善はしているだろうと思っていました。

しかし、話を聞いてみると…

「まだ痛くてボールが蹴れない」

しかも何故か、初診の時には無かったはずのソケイ部の圧痛まで発症していました。

さらには

「酷い時は脚が痺れて普通に歩けなかった」

と…

ショックと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

一番問題なのは、何故悪化させてしまったのか、理由が分からなかった事です。

ですが、色々と男の子から話を聞いてみる事で、その原因が分かりました。

実は、前回の施術で改善したというのに、すでに予約をしてあったからと、近所の接骨院で施術を受けていたのです。

つまり、他院での施術が悪化の原因だったのです!

その接骨院で、ソケイ部を強くグイグイ押されたと…

男の子曰く、その接骨院の施術を受けた時点で、ソケイ部の痛みと脚の痺れが出ていて、そのあと数日続いたのだそうです。

話を聞いていたお母さんも

「え?そうなの!?」

と、よく経緯を知らなかった様でした。

恐らく大腿神経を刺激しすぎたのが、痺れの原因だと思います。

正直、ほっとした部分もありましたが、同時に怒りを覚えました。

じゃあ、腰痛は腰をグイグイか!

オスグッドは大腿四頭筋をグイグイか!

それで治った事があるのか!!

どーなんだ!!

患部に原因があるのは、打撲、捻挫などの外傷だけだぞ!!!

そんな事も知らないのか!!!

ハァハァ…

失礼しました。

気を取り直して、グロインペイン症候群の原因は、腸骨筋でも恥骨筋でもありません。

グロインペインの原因は腰と骨盤、そして下腿です。

例えば、足首捻挫をしたあと、しばらく経ってから同じ足にグロインペインを発症する選手っていませんでしたか?

それは、捻挫で足首の靭帯を痛めて足首の動きが悪くなるせいで、下腿の筋肉に余計な負担が掛かったからです。

もともと、サッカー選手は特に下腿に負担がかかります。

だからグロインペイン症候群には下腿の調整が重要なんです。

グロインペイン症候群の患者にソケイ部をマッサージしたり、電気をあてているなら、今すぐに止めましょう。

効果が無いどころか、悪化させてしまいます。

患者さんは、先生を信じて治療院にやってきます。

その先生の無知が原因で症状を悪化させるなんて、治療家としてありえないことです。

ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、治療業界の常識が実は正解でないことはたくさんあります。

RMTは何千人という臨床の基に生み出された究極の理論です。

理論を知れば、そこから自己流のアプローチも生まれます。

教わった施術を、ただ意味も分からず繰り返すのではなく、理論を知って、最短一回完治を目指せるのが、反射運動理論「RMT」なのです。