捻挫癖の正体と治し方について

今日は、当院へ来た
40代男性の捻挫癖の話。

学生時代に右足首を捻挫してから、
何回も同じところを捻挫している。

いわゆる
「捻挫がクセになった」
と、いわれる状態でした。

今さらテーピングや包帯で固定しても、
捻挫グセは治りません。

一次的に痛みが引いても、
また痛くなります。

そうなると?

「靭帯が伸びてしまっているから、
足首周辺の筋肉を鍛えましょう!」

慢性捻挫や捻挫グセで
よく言われるセリフです。

靭帯の変わりを
筋肉にさせましょうという話。

本当にそうなのでしょうか?

靭帯は強靭です。

靭帯の【靭】は強靭の【靭】です。

靭帯は引っ張られる外力に対して、
ものすごく強いです。

その靭帯の仕事を筋肉に任せるのは、
いくら鍛えても無理ではないでしょうか?

では、どうすればいいのか。

簡単です。

靭帯を元に、
受傷前に戻せばいいのです。

しかし、靭帯がまるで
伸びたウエストゴム状態だったら、
元に戻すのは難しそうですよね。

当院の考えは違います。

「靭帯が伸びている」
では無く
【靭帯が硬くなっている】
です。

今回のケースも、
その考えに基づいて施術すると
捻挫グセは無くなりました。

伸びてしまった靭帯を
元に戻すのは難しそうですが、
硬い靭帯を緩めるなら
できるそうだと思いませんか?

「同じ場所をよく捻挫する」
「捻挫がなかなか治らない」

そんな場合は、
靭帯を緩めてみてください。