肉離れもどきの施術ポイント

肉離れもどきの施術ポイント

今回は肉離れの話。
治療ポイントのひとつを公開!

肉離れは太腿やふくらはぎに好発します。

肉離れという名称からイメージされるのは、
筋肉の繊維が切れて離れている状態。
実際、そんなイラストを掲載している
医学書もあります。

もしも、本当にそのような状態なら、
しっかり固定してくっつくのを待つか、
程度によっては、
手術する必要があるでしょう。

しかし、
医療機関で肉離れと診断された後に
当院で施術した結果、
痛みが消失されるケースが多くあります。

それはなぜか?

肉離れ診断された疾患の多くが、
本当の肉離れではないからです。
当院の感触で8割くらいは
肉離れ「もどき」です。

筋肉繊維は切れていませんし、
そもそも患部(痛みの出ている場所)には
問題がありません。

肉離れもどきに対して
患部を固定しても
電気を当てても意味はありません。

医療機関で肉離れの治療を受けると、
包帯やテーピングで固定しながら
2~3週間安静にした後にリハビリ、
復帰に1ヶ月以上かかる場合もあります。

それどころか、結局治らなかった
なんて話も良く聞きます。
苦し紛れに
「患部を鍛えて筋力でカバーしましょう!」
なんて言われてしまったりして…

そんなものは、
なんの解決にはなりません。

例えば
大腿四頭筋の痛みで医療機関に行き、
肉離れと診断されたとします。

うつ伏せで膝を屈曲していくと
大腿四頭筋が突っ張って痛みが出ますが、
試しに「大腿方形筋」を緩めると
大腿四頭筋の痛みが
軽減することがあります。

そうなると、
大腿方形筋の硬さが大腿四頭筋の動きを
邪魔していたという事が分かります。

動きを邪魔された筋肉は
痛みや突っ張り感を出します。
それを「肉離れ」と
診断されてしまっているケースが
非常に多いという事です。

大腿四頭筋の肉離れには大腿方形筋!
是非試してみてください。